経営者 稲盛和夫氏!両極端を併せ持つ!
こんにちは。金賢守です。
稲盛和夫氏の事を昨日ブログに記載しましたが、意識していると情報は入ってくるものですね。
週刊ダイアモンド2018年11月 43号に稲盛氏のコラムが載っていました。
それは西郷南洲(西郷隆盛)と大久保利通の2人を比べた内容でした。
西郷南洲は、素晴らしい人間性、哲学を持ち、大久保利通は逆に、大変冷静で理性的かつ合理的だったので、冷たい男だと言われていたそうです。
どちらが正しいというわけではなく、両方を併せ持ちつつ、使い分けなければならないと書いてありました。
そのコラムには、こう続きがありました。
中小企業の経営者の中に贅沢をし、自分は誰よりも頑張ったのだから、儲けた金を自由に使うのは当たり前だという人がいる。
西郷南洲は「児孫のために美田を買わず」と私財は孫子には残さず自分の使命の為に使ったといわれています。
稲盛氏も贅沢な食事をする時には、「西郷さんのように生きるように努めたけれども、今回はすみません。」と心で思い努めているそうです。
このコラムを読んだ時に、「実るほどこうべを垂れる稲穂かな」と言う言葉が頭に浮かびました。世の中で尊敬を集める人はどこまでも謙虚な方が多いように感じます。
ただ、リーダーとしては、周囲からの反対があっても断行する決意を持っている事も必要だと思います。
例えば、稲盛氏であれば、普段社員一人一人に声を掛けて大切に接している事と、JAL再建の為の1/3社員リストラなど両方の面を兼ね備えています。
正に「両極端」だなと感じました。
いい人だけでなく、冷徹な人だけでもなく、両方を持ち合わせる人間になる事。
その為に、今の自分は稲穂を実らせる為の吸収の時期と思い、多く学び、多く考え、多く行動に移していきます。